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古紙リサイクルについて知りたい!

要らなくなった古紙は買取を依頼しよう

新聞紙や読み終えた雑誌類など、私たちの身の回りには大量の古紙があります。それらは、きちんと分別することでリサイクルされ、もう一度紙製品として利用できるのです。また、古紙はリサイクル業者に持ち込むことで、買い取ってもらえる可能性もあります。今回は、環境を守るためにもぜひ知っておきたい古紙リサイクルの仕組みや流れについてご紹介します。

1. 古紙リサイクルの流れを知ろう

ゴミとして処理されてしまう要らなくなったダンボールや新聞紙などは、リサイクルすることで新たな紙として生まれ変わります。その過程についてみていきましょう。

1-1. 古紙を溶かす

まずは、新聞紙やダンボール・牛乳パック・雑誌などの種類ごとに分けてプレス機で圧縮して、お湯と専用の薬品が入った大きな装置にそれらを投入し、ドロドロにとかしていきます。この装置は、パルパーと呼ばれていて大きなゴミを取り除くという役割もあります。

1-2. ゴミを取り除く

細かい網を使用して、ゴミをろ過していきます。この装置はスクリーンと呼ばれていて、小さなゴミはもちろんチリなども取り除けます。

1-3. インクを取り除く

インクや染料を取り除く作業に移ります。この作業は、フローテーターと呼ばれる装置を使って行われます。専用の洗剤と小さな空気の泡を利用することで、インクを泡と一緒に浮かせるという仕組みです。この作業を終えると、きれいにインクが取り除かれ、繊維だけが残ります。

1-4. 繊維を漂白・洗浄・脱水

漂白タワーという装置を使って、繊維を漂白していきます。漂白のためには、オキシドールとして有名な過酸化水素水を使用し、漂白されてきれいになった繊維をしっかりと洗ったら、脱水をおこないます。そうして生まれるのが、古紙パルプです。この古紙パルプが新しい紙の原料となります。

1-5. 抄紙機(しょうしき)

紙の材料となる紙パルプから紙を作り出すためには、紙をすく抄紙機という機械を使用します。この抄紙機には、いくつかの種類があり、作りたい紙の種類に応じて使い分けていくことが必要です。基本的な原理は、水と古紙パルプの混ぜたものを網に乗せることで水分のみが落ちます。その後、網の上に残ったものを乾燥させることで紙になるといった仕組みです。

2. 古紙リサイクルできるものとできないもの

古紙のリサイクルを行う時には、しっかりと分別することがとても重要です。ここでは、古紙リサイクルできるものとできないものに分けてみていきましょう。

2-1. 古紙リサイクルできるもの

基本的に、古紙リサイクルとして回収を依頼する場合には、新聞紙・雑誌・ダンボール・飲料用紙パック・雑がみに分けるようになっています。新聞紙には、チラシが挟まっていたとしても問題はありません。また、雑誌やパンフレット状のものをリサイクルに出す場合には、付録の取り外しを忘れないようにしましょう。
さらに、ダンボールを回収に出す場合に気をつけておきたいのが、個人情報の取り扱いについてです。宅配便に使用された段ボールには、名前や住所を印刷したラベルが付着しているため、必ずラベルを外してからリサイクルに出すようにしてください。
また、雑がみとして上記以外の紙類も受け付けてもらえる場合があります。たとえば、コピー用紙・包装紙・お菓子やおもちゃの箱・紙袋などがあげられます。

2-2. 古紙リサイクルできないもの

古紙としてリサイクルできないものは、カバンやシューズの中に詰められていた紙類や立体コピー紙、臭いのついてしまった紙などがあります。洗剤や石鹸が入っていた箱などは、臭いがうつってしまっているため、可燃物として出しましょう。ほかにも、食品が残っているピザやケーキの箱、マスクのような不織布などもリサイクルできません。また、果物や水産加工品が入っていたダンボールにはワックスが塗られている場合もあります。これらは基本的にはリサイクルできませんので、注意が必要です。

3. 古紙は買い取ってもらえる?

上記にあげたような古紙が大量にある場合には、古紙リサイクル事業を行なっている業者に買い取ってもらえる可能性があります。業者によって、買取価格はさまざまですが、基本的には一定量を超えた場合のみ買い取りとなります。少量の場合には無料引き取りの所が多いようです。
古紙の買取業者の中には、持ち込みのみを受け付けている業者と、回収まで行なってくれる業者があります。買取価格もそれぞれ異なりますので、住んでいる地域でいくつかの業者に相談してみるのがよいでしょう。

4. まとめ

今回は、古紙リサイクルの仕組みや流れについて詳しくご紹介しました。分別をしなければゴミとなってしまう紙類も、リサイクルを行うことでまた新たに再利用できます。地球上にある限りある資源を大切に使うためにも、私たち一人一人がリサイクルに目を向けることが大切です。
宮崎県児湯郡高鍋町にあります「株式会社井上商店」では、自治体はもちろんのこと、企業や一般のお客様から持ち込まれた古紙を買い取りリサイクルいたします。そのうえで、再度紙製品として出荷しております。古紙の買取をご希望の方は、お気軽にご連絡ください。